生け花太郎のブログ

楽しく生け花をしよう 楽しい造型であそぼう

下手くそでいいと思うこと

花の仲間とあってお茶をのんだ
「なかなかうまく生けられない」との事
「私も下手くそです」と答えた
世間にはうまい人は山ほどいます
そんなうまい人の中で更に上手にいけようと
思うのはナンセンスではないか



10作いけてまあまあと思えるのが1,2あれば
いいと思ったらいいのではないか
それより自分らしい花 自分にしか生けられない花
を生けたらいいと思います



人に褒められたいと思うと感がくるい
手元がおかしく成ります 平常心でリラックスして
いけたら楽しいです ほのぼのとしてきます

花の仲間の彼とそんなことをしゃべって別れた
若い彼は大変向上心のあるひとで それだけでも
会っててきもちがいい

最近は庭に手が入らない この秋は雨が多い
昨日はモズがきてよく鳴いてくれた
今日もと思いきや夜半から雨で午後も続いている
秋は「天高く、、、」と快晴が欲しいです
















天然色のなかの人工色それなりに調和します

オ-ガスタ-のみずみずしい葉に色を吹き付けたので
更に色の輝きは鮮明です

今日の午後庭の林で「ききっ、き、き」とモズが鳴いた
見上げてもモズの姿はない きたなぁ、、と私は嬉しくなる
モズは小さな昆虫やムカデ時にはドジョウまで立木のトゲに
突きさしている 保存食として確保しているのだろう
だが其のうちに忘れてしまうということ


その証拠にからからに干されて傷んでしまっているものを
よく見かけた 友達とそれを見つけてよく笑った
そしてどう猛なモズ 馬鹿なモズと言って 更にわらった


だが 笑いながらもモズに対しては一抹の敬意を抱いていた
潔さ、、、快晴の秋の日に「き-ん」と鳴く みあげれば
高い木の天辺細い枝に止まっている
「き、き、き、」と金属調の鋭い声



一瞬辺りを制するパワ-秋の陽が一段焦がす力を増すように強烈
胸がすくようでもある


暫らくの間 モズは姿を見せなかった
モズがいない秋 とおもった
それが今 再々やってきては「キ、キ、キッ」と鳴く
嬉しい秋です














イーぎりとカリンの実

毎年のことながらカリンの実は風で落とされる
今年も夏からカリンの結実を確認して
風の後には安全だったかを確認していた
今月何度かの風はあったが大丈夫だったので
安心していた



昨夕ふとカリンのことを思い出し
薄闇の中その現場に行ってみた
竹林の点前 泰山木の横に行ったとき
カリンはない 大きな実が4個も落ちている
しまったっ 木の上を見上げると
実を落とした枝がポ-とつったっている


駄目だったね 舌打ちしながら
泰山木の枝の間をよく覗くと闇の中にしっかりした実が
2個付いている
「よしっ、、、」胸をなでおろした



今年カリンに再度合われた
嬉しいことです


店には花展で花材がよっている
久し振りにいいきりを見た 既にいい花材は売れている
其の筈 秋の山の幸 朱色の実が房になって垂れている
山の宝 いいきり 縁了して小ぶりのえだを1本もらった